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スヌープ試験治具製作

技術紹介 2022年11月14日

お疲れ様です!

チームRMのFです。

今回は製作を行ったスヌープ試験治具を紹介いたします。

 

社内では「スヌープ試験」と呼ばれていますが、一般的には「リークチェック」のことを指すようです。

試験体の内部気体の漏れを、検査面に塗布した検査液の発泡現象で検出する方法で、手軽に漏れの有無、漏れ位置の確認ができるため、各分野で非常に広く利用されている方法になります。

 

私自身がスヌープ試験治具を製作するのが初めてだったこともあり、密閉状態を作り出すために開口部に当てるゴムシートの選定に迷ったり、対応する製品が小さいながらも複雑な形状をしており省スペースに高低差のある部品をベースプレートの裏から溶接する形にしたため、高さの低い順で直角を見ながらの溶接に苦しみました。また、ボルトとダブルナットで固定した部分のスライドする部品の動きの悪さが気になりました。

部品によっては一体化した方が良かったと思うところもあったので、設計から自分で行う以上は溶接や組立時の状況をイメージしながら少しでも楽になるよう工夫したいです。

完成してからまだ使用実績がないため、まだ機能してくれるのか分かりませんが異常があった場合は今回の製作においていくつもの反省点が上がっているので、それを踏まえた上で作業者がより使いやすい治具に改良したいと思っています。

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