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ブースの設計

会社紹介 2021年6月28日

こんにちは!チームRMのFです。

 

今回は設計中のブースについて紹介させていただきます。

 

塗装エリアには局所排気装置という粉じんや有機溶剤といった人体に有害な物質を、作業者が吸い込まないために管(ダクト)によって有害物質を屋外に排出する装置があります。

その装置前での作業により発生する粉じん等を、装置手前にブースを設置することで装置の範囲外へ漏らさないようにして欲しいとのことで設計を行っています。

4500×5500(mm)と大きさがあるため、鉄の角パイプを使用する予定です。

鉄はステンレスに比べて安価であるものの、防食処理をしないと錆びやすいため鉄の材料を用いる場合には社内で塗装を行います。

角パイプは単体で塗装を行った上でボルトによる後付けになるため、十分な固定ができるようブラケット部分はこだわって設計しています。

塗装による膜厚も考慮しなければならず、1面に0.1mmの厚みが増すと想定してブラケットの角パイプを入れ込む隙間は、角パイプの外形サイズ+角パイプの膜厚+ブラケットの膜厚分を取っています。

また、角パイプは縦方向横方向ともにブラケットをボルトとナットで固定します。しかし、角パイプに直接ボルトやナットを当てて締めこむと角パイプの板厚が薄い場合、塑性変形が生じる可能性があります。そのため四方を板金で囲んだ上でボルト締めを行う方が無難であると判断し、ブラケットの部品を分けて製作し対策を行うことにしました。

 

側面にはコスト面を抑えたプラスチック段ボールを。天井面には照明の明かりを十分に通す必要があるため、ビニールシートを使用予定です。

全体像としてはこのような感じなのですが、柱はアンカーボルトでの固定のため、装置へのべた付けが難しく少し隙間を空けています。その隙間をなくすために、ブースの天井面に張るビニールシートを装置側の面に少し垂らして、装置の外枠に固定し粉じんを局所排気装置が吸えない範囲に出ないように対策しようと考えています。

まだ側面奥に関しては、どのようにビニールシートを張るか、側面下にある隙間をどのようにして埋めるかなどもう少し設計に時間がかかりそうです。

 

次回のブログ当番までには完成しているはずなので、その時にまた紹介できればと思っております。

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