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KSAT2運用が終わる日!

技術紹介 2014年5月7日

ゴールデンウィークも終えましたが、休みモードから仕事モードになかなか切り替えられないのではないでしょうか。
私は休みボケを楽しんでいます。
さて、KSAT2の続報ですが、遂に燃え尽きる日がやってきました。
当初は今月の24日としていましたが、展開後の抵抗が大きく(宇宙といっても若干空気の混じっている高度)
予定より早まっているとのことです。
現在の予定は5月12日(月)です。ちなみに母の日の翌日です。
ブログ用2
予定されたミッションすべてが達成されたわけではありませんが、
学生から以下の報告を受けています。
■Ku帯での衛星データ受信成功(超小型人工衛星では初めての快挙)
Ku帯電波での衛星データの受信に、若干ですが成功しました。
Ku帯は、携帯電話などに用いられるUHF帯や、
KSAT-2のコマンドを送信する際に主に用いている
S帯よりも高い周波数の電波です。
高い周波数は扱いづらいため、KSAT-2のような
超小型人工衛星ではあまり使用されません。
しかし、使用できる電波帯は限られています。
そのため、高周波の電波を用いることは今後とても重要です。
今回はそのKu帯での衛星データの受信を行うことができました。
これは超小型人工衛星では世界初めてのことです。
データの内容から、
・バッテリー電圧3.45V
・バッテリー温度10℃
などがわかりました。
■カメラB画像ダウンロード実験
カメラBの画像ダウンロードの実験を行いました。
カメラBは、KSAT-2のブーム展開を確認するためのものです。
前回は、地球撮像用のカメラAの画像ダウンロードが
上手くいかなかったために、今回はカメラBで実験を行いました。
結果としまして、カメラBの画像をダウンロードする命令は送ることができました。
しかし、実際に画像のデータを受信することはできませんでした。
画像ダウンロードは、再度挑戦する予定です。
ブログ用
KSAT2FM完成
もうすぐ運用は終わるのですが、KSAT2はいたって元気です。
最後の雄姿(ビーコンですが)を看取るまで頑張ります。
byあっきー

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